お久しぶりの更新&活動報告です!
2023年5月12日~14日に愛知県で開催された
第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
に参加してきました!(学会URLはこちらから)
日本プライマリ・ケア連合学会とは
・日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会が2010年に合併し、設立された学会。
・人々が健康な生活を営むことができるように、地域住民とのつながりを大切にした、継続的で包括的な保健・医療・福祉の実践及び学術活動を行うことを目的とする。
・医師だけでなく、プライマリ・ケアに関心のあるコメディカル、歯科医師、学生も多く所属している。
・人々が健康な生活を営むことができるように、地域住民とのつながりを大切にした、継続的で包括的な保健・医療・福祉の実践及び学術活動を行うことを目的とする。
・医師だけでなく、プライマリ・ケアに関心のあるコメディカル、歯科医師、学生も多く所属している。
会場
以下の2箇所に分かれており、私たちは13日から会場入りしました!
参加者
今回、地域医療ゼミナール史上最大の17名が参加!
プライマリ・ケア連合学会は多職種に関わる分野であるため、医師以外の参加者も多いのが特徴です。
そのため、17名の中には、医学生だけでなく、看護学専攻や作業療法専攻の学生、中には教育学部特別支援教育教員養成コースの学生もいました。
内容
会場では、各種シンポジウムやポスター発表、企業ブースなどが所狭しと並んでいました。
今回のようにすべてのブースがひとつの大ホール内で完成されているタイプの学会は初めてで、とても新鮮でした。
参加した学生の声を聞いてみましょう。
看護学専攻2年
本当に楽しくて充実した2日間の学会だった。主に企業ブースとポスター発表を見て回った。学会ジョイントプログラムで認知行動療法にまつわる研究発表を聞いた。ここでは知らない単語を拾って調べるということを繰り返して聞いた。もっと視座を高めて聞きたかったなと思った。それができないのは自分には基礎知識が少ないからだなっていう現実を突きつけられたので、もっと日々勉強しないとなということを実感した。とはいうものの調べながら聞くジョイントプログラムもそれはそれでなかなか面白かった。
医学科4年
認知症体験ARが興味深かった。教科書的に「視野が狭まる」「色調が変化する」と文章で書いてあっても、数行で読み飛ばしてしまうし、当事者意識がないと理解するのは難しい。ゴーグルをつけると斜め前に立っている人すら見えないので、急に真横から肩をたたかれるとかなりビックリするし、距離が実際より近く見えるので我々が普通に話をする距離だととても近く威圧的に映る。実際にこういったツールでどんな"見え方"をしているのかを体験することで、認知症の方との接し方が変えられるように思った。
医学科2年
もっと堅苦しいものを想像していたが、思った以上に目いっぱい楽しめた。医療に対する創造的な関わり方が多くあることを学べた。社会の変革とともに医療もまた「生涯にわたる安定」から程遠く、常に学び創ることが大切なのだと痛感した。まだ何も分かっていないゆえに「わあ、なんかすげー」という感想しか抱けなかったことは多く、視座はまだまだ低いが、「無知の知」を獲得できたことが大きな成果だと思う。
看護学専攻4年
病気や障害を抱えた方でも旅行ができるように支援する団体のお話を聞いた。病院や家では険しい顔をしていた人たちがとびきりの笑顔で写真に写っている様子が心に残った。ただ、旅行をして楽しいというだけではなくて、旅行に行くからこそご家族が自分の率直な思いを話せたり、深い話がそこでできたりなど得られるものがたくさんあるというのもすごくいいことだなと思った。スタッフの方が「私たちは無理と言わない。」とおっしゃっていたのがとても印象的だった。たとえ病気や障害があったとしても、患者さんがなるべくやりたいことを諦めることがないようにしたい、幸せに楽しく暮らせるようにしたい、そんなことができる看護師になりたいと私自身看護師を目指し始めた高校生の頃に思っていた気持ちを改めて思い出すことができた。
多くの学生たちがそれぞれに学びを得たようですね。
時間の関係で見られなかったシンポジウムもあったので、近いうちに勉強会を開く予定です!
さらに学びを深めていければと思います!
次回は6月29日から7月2日に福岡で開催される
日本リハビリテーション医学会学術集会
に参加予定です!楽しみですね!